ブランクを経て復帰する際、どうしても不安になるのが「人間関係」です。離職理由に人間関係を挙げる介護士が多いことからもわかるように人間関係は働きやすさに関わる重要なポイントですが、実際に働いてみなければどのような様子なのかわかりません。そのため、復帰を希望する人の中には人間関係への不安から足を踏み出せない人もいるようです。
また、希望条件に合う施設を見つけても実際に働いてみたらイメージと違った、というケースも少なくありません。働く前の想像とギャップがあると上手く馴染めず、遠からず離職してしまうこともあるようです。では、入職前後のギャップをなくすためにはどうしたら良いのでしょうか。
事前に多くの情報を集め精査することも大切ですが、実際に施設に足を運び、どのような雰囲気なのかを肌で感じることも必要です。面接などで施設を訪れた際に様子を垣間見ることはできるので、職員の仕事ぶりを見せてもらいましょう。また、面接とは別に、職場見学を実施している施設もあります。スケジュールが合うようならぜひ参加してみてください。
職場見学では求人情報だけではわからない、職場の雰囲気や職員の様子などを自分の目で直接確認することができます。事前にどんな雰囲気なのか知れるとして多くの人が参加しています。
残念ながら最近は新型コロナウイルスの感染予防のため、職場見学を中止している施設もあります。無駄足にならないように事前に職場見学の有無を施設側に問い合わせるようにしてください。
職場見学は「申し込み」「参加」「希望者のみ面接」「勤務スタート」という流れで行われます。
職場見学に参加する大きなメリットは、施設の雰囲気を直接確認できることです。求人情報には勤務時間や業務内容、休日、給与などの基本情報しか書かれておらず、一番知りたい職場の雰囲気や人間関係などは書かれていません。そのため、働く前と後でギャップが生じることが少なからずあります。しかし、職場見学に参加することで職員の働いている様子や利用者の交流の仕方を自分の目で確かめることができます。また、施設によっては職員と交流する時間を設けているところもあります。業務に関する質問をしたり、体験談を聞いたりすることができるのでよりリアルな情報を入手できるでしょう。職員目線の詳しい情報を知ることができるのは求職者にとって有利なことです。入職後に「想像していたのと違う」といったミスマッチも防げます。
ブランクのある人が求人を探す場合は何に気をつければ良いのでしょうか。条件だけを重視してしまうと残念な結果になってしまう可能性があります。介護業界に精通したキャリアアドバイザーのアドバイスを参考にしながら自分に合う職場を探しましょう。
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