ブランクからの復帰によくある悩み「知識やスキルに対する不安」

知識や技術の不安

ブランクを経て復帰する際、知識や技術に不安を感じる人は多いと思います。介護に関する知識や技術は日々進化しています。数年前まで常識だったことが、現在では通用しなくなるケースも少なくありません。介護の現場から離れていた期間が長ければ長いほど、知識や技術に対する不安は大きくなります。
そのような不安を解消するために、入職前に必要な知識や技術を身につけておきしょう。ブランクが長ければ長いほど、現場での勘を取り戻すのに時間がかかります。しかし、職場の人たちは「経験者だからできる」という印象を持っています。お互いの認識がズレていると人間関係を悪化させる要因にもなるので注意が必要です。できるだけ早く職場に慣れ、戦力として期待に応えたいのであれば、過去に学んだ知識や技術を復習しておきましょう。当時使った教科書やノートを見たり、自治体や事業所が開催するセミナーに参加したりしながら知識と技術を学び直してください。
介護労働安定センターでは離職者向けの勉強会を開催していますのでそちらに参加するのもおすすめですし、YouTubeなどの動画サイトで配信されている介護の仕方を活用するのも良いでしょう。

最新の知識を得たいなら書籍がおすすめ

最新の知識を得たいのであれば書店で介護に関する書籍を探しましょう。
本や雑誌は読む場所を決められているわけではありません。家事の合間や移動中などの隙間時間を活用して手軽に読むことができるのでおすすめです。介護士向けの本や雑誌はたくさん出版されているのでどれを選べば良いのか迷ってしまうかもしれません。以下に当サイトがおすすめする書籍をいくつか紹介しますのでぜひ参考にしてください。どれも新人介護士を対象としており読みやすいので復習にも最適です。

【目で見てわかる最新介護術】

爪の切り方、手の消毒の仕方など、身体介護の基本が載っているのでブランク期間が長く基本をおさらいしたい人におすすめです。日常生活の介助に必要な動作を中心にまとめられているので入職前の復習はもちろん、実際に働きはじめたらすぐに活用できるものばかりです。

【介護で使える言葉がけ シーン別実例250】

介護現場のさまざまな場面で使える言葉や声かけのタイミングなど利用者や職員が笑顔になれる会話術が書かれています。利用者とのコミュニケーションに悩んでいる人や基本を学び直したい人におすすめです。

【カラー版 そのまま使える！介護記録の書き方＆文例集】

介護士の必須業務である「介護記録」の書き方の例文集です。よくある場面を取り上げているので、そのまま介護記録を作成する際の参考として活用できます。介護用語や介護用品の解説もあり、再学習にも最適な一冊です。