ブランク後の復帰で見えてくる「新たなキャリアの可能性」

ブランクがあっても大丈夫!もう一度介護の現場へ

復職後のキャリアプラン

復職後のキャリアプラン

介護職のステップアップモデルを知ろう

介護職への復職は、これまでの経験を活かしながら、新たなスキルを身につけていくチャンスです。そこで、ここでは一般的なステップアップモデルをご紹介しましょう。
たとえば、復職1年目の場合は、基本的な介護技術の再確認と職場環境への適応が主な目標となります。この時期は焦らず、基礎を固めることに集中しましょう。むしろブランクがあることで、利用者への新鮮な視点や丁寧な対応が可能になることも。
2~3年目になると、より専門的な知識やスキルを習得する段階に入ります。この時期には実務者研修や介護福祉士の資格取得にチャレンジする方も多くいるようです。職場によっては、認知症ケア専門士などの専門資格取得支援制度を設けているところもあります。その場合は、ぜひとも支援制度を活用しましょう。
4~5年目では、後輩の指導役や専門的なケアの担当者として活躍できるようになります。たとえば、育児のブランクを経て復職し、3年ほどで新人教育担当になるというキャリアも考えられます。

専門性を活かした新しいキャリア

経験を積んだ後は、さまざまな専門職にキャリアチェンジすることが可能です。最も一般的なのは介護支援専門員(ケアマネージャー)への転向。実務経験5年以上で受験資格が得られ、年収は350~450万円ほどが目安です。利用者やその家族と密接に関わる仕事なので、育児や介護のブランク経験が活きる場面も多いでしょう。
サービス提供責任者も人気の職種です。実務者研修修了後、3年以上の実務経験があれば就くことができます。訪問介護員のシフト管理や業務調整が主な仕事で、年収は300~400万円ほどです。
また、近年では訪問介護専門として働く道も増えています。利用者宅を1対1で訪問するため、時間の融通が利きやすく、ブランクがあった方の復職先としても注目されているようです。

管理職として活躍するために

管理職を目指す場合、まずはユニットリーダーやフロアリーダーとしての経験を積むのが一般的です。その後、主任、副施設長などのステップを経て施設長を目指します。管理職に必要なのは、介護の専門知識だけでなく、マネジメント能力やコミュニケーション力です。特に、職員の働きやすい環境づくりや、家族との良好な関係構築が重要になります。
ブランク期間の経験は、実は管理職として大きな強みとなります。たとえば、育児経験者は職員の働き方改革に理解があり、介護経験者は家族の気持ちに寄り添えるなど、それぞれの経験が活きる場面が多くあります。ブランクは決してマイナスではなく、むしろ貴重な経験として活かせるでしょう。

介護業界に戻ることを検討中のあなたへ

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求人の探し方

ブランクのある人が求人を探す場合は何に気をつければ良いのでしょうか。条件だけを重視してしまうと残念な結果になってしまう可能性があります。介護業界に精通したキャリアアドバイザーのアドバイスを参考にしながら自分に合う職場を探しましょう。

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